ベトナム、ハノイでの働き方

新興経済国であるベトナムは、近年外国人観光客からの人気が高い国の一つです。外国人向けの仕事もたくさんあり、条件によって一流企業の給与レンジも様々です。

ベトナムの給与

「キャリアリンクベトナム給与ガイド」では、金融、法、 事務、販売、マーケティング&イベント、IT、エンジニアリング、医療、ライフサイエンスなどの様々な業界でのポジションごとの給与形態と要件を分析しています。

駐在社員の場合は、母国での雇用と同水準の給与が支払われる場合が多く、多国籍企業のトップエグゼクティブや国際機関のカントリーディレクターがベトナム国内で働く場合、それ以上の給与を期待できます。一方、現地で採用された外国人社員は、英語を母国語とする場合選択の範囲が広いです。英語教師として働くのであれば十分に生活費をカバーできる収入を得ることができます。

ハノイの主産業は、鉱物および冶金、繊維、薬局、銀行業です。また、首都の主な経済的推進力は工業生産であり、ベトナム国内で最も多くの労働者を雇用しています。基本的にベトナムでは、雇用主にベトナム人の求職者を優先するよう要請が出ています。そのため、外国人またはベトナム人の雇用主が、外国人を雇用したい場合、雇用するポジションがなぜ外国人でなければならないのかの理由を書面で説明し、提出することが義務付けられています。ベトナム当局は、理由が妥当であると認可した場合、書面による雇用承認を発行します。

ベトナムで、社員や雇用者としての立場を守るためには、ベトナムの労働法についての基本的な知識をつけておくことが重要です。現行の労働法の下では、社員はシフト制で1日10時間、週48時間を超過する労働は許可されていません。多くの場合日曜日が休日に指定されていますが、社員が毎週最低24時間休みを取れば他の日を非稼働日に指定することができます。12か月連続して同じ雇用主のもとで勤務すると、年間12日の有給休暇を取得することができます。また、勤続5年ごとに有給休暇が1日加算されます。

ベトナムの企業と雇用契約に署名する前に、労働契約に関する規則を良く読んで、労働法で定められている下記の項目が含まれているか確認することをお勧めします。

  • 業務内容
  • 労働時間と休業日
  • 給与または賃金
  • 稼動場所
  • 契約期間
  • 労働安全衛生状態および従業員保険(契約が3か月以上の場合、被雇用者及び雇用主は社会保険への加入を義務付けられています。)

ハノイとベトナムの他の都市で指定されている祝日は次のとおりです(日付は2016年に基づいています)。

国定祝日             

1月1 日元日             

2月6〜12 日旧正月             

4月16〜18日、フン王記念日             

4月30日南北統一記念日             

5月1 日〜3日労働者の日             

9月2 日建国記念日             

所得税

ベトナムでは、所得によって課される税率が変わります。外国人の非居住者の場合は、一律20%が課税されます。それ以外の場合は、次の税率表が適用されます。

年間課税所得(ベトナムドン単位)個人所得税(PIT)率(%)             

年間課税対象収入 (ベトナムドン)個人所得税 (PIT) 単位: %
0-60,000,0005
60,000,001-120,000,00010
120,000,001-216,000,00015
216,000,001-384,000,00020
384,000,001-624,000,00025
624,000,001-960,000,00030
960,000,001 and above35

また、ベトナム人・外国人に関わらず居住権を得ている場合は課税の対象となり、下記の条件に当てはまる場合、ベトナム国内および国外で得られた所得に対して税金を支払う義務があります。

  • 12か月間で合計183日以上ベトナムに滞在した場合
  • ベトナムに住居を所有している場合
  • ベトナムで住宅用不動産を90日以上貸し出した場合

上記の条件に当てはまらない場合、税法上では非居住者に当てはまります。

仕事を探す

ハノイはベトナムの商業中心地です。外国人向けの仕事はほとんどここで見つけることができます。多国籍銀行、投資会社、外資系小売業者ブランド、インターナショナルスクールなどがハノイに拠点を置いており、大使館・領事館、ビジネス雑誌、新聞、オンライン求人プラットフォームを通じて求人を探すことができます。また、外国人向け就職フォーラムに行って情報を交換することもお勧めです。

ハノイやベトナムの他の地域では日本語教師の需要が高く、教育業界が注目されています。外国人居住地区でセレブのような暮らしを送るのには十分でないかもしれませんが、生活費をカバーするのには十分な収入が得られます。

日本語教師として働くといっても働き方には幾つかのパターンがあります。
引用:日本語教師 – キャリアリンクベトナム

ビジネス文化

外国での就労経験は個人的なスキルの上昇だけでなく、その国の文化を体験して新しい出会いを通じて多様性に触れる機会を作り出します。

ベトナムでは、ほとんどのアジア社会と同様に、コミュニティでのポジションが最も重要です。自分自信の評判、尊厳、実績で周りから評価されるため、ビジネスの場でも人間関係には慎重になる必要があります。外国人として、職場で同僚や部下と接するときは言葉を上手に選ぶことが必須です。

また、ベトナムでもアジア特有の上下関係を意識する文化があります。年功序列の考えに基づき年上を敬い、挨拶など日常生活でもこの文化を垣間見ることができます。

ベトナム人の同僚とコミュニケーションを図る際は、頭や肩に触れるなどの身体的接触を避けた方が無難です。注意をする場合は大勢の前で行わず、個別に呼び出して伝えた方が良いです。ベトナム人は時間を守ることが比較的得意なので、スケジュール管理もある程度任せられます。その他注意点としては、会議中は控えめなデザインの服装を心がけ、クライアントにギフトを贈りたい場合は、シンプルで手頃な価格のものをお勧めします。